中学生の株式投資

中学3年生の時、選択授業で社会を選んだ。週に1回のその授業は受験に向けた3年間の復習だったのだけど、最後の10分間は株式投資シュミレーションタイムだった。
証券会社のやっているシュミレーションをやってみようということで資金は1000万円、卒業までにその資産をどれだけ増やせるかという取り組みである。
中学生の株の選びかたはまず自分の身近な企業、その中で将来性がありそうなところをグループで話し合って決めるのだ。思えばかわいいものである。冬休み前の授業の最後、「寒いときはコンビニの肉まんがよく売れるから、この季節はローソンが株があがると思う」と言った子にグループの過半数が賛成。ローソン株を買ったのだが結果は惨敗。
それでも自分たちなりに新聞を読んだり、親に話を聞いたりと株式投資シュミレーションとはいえ真面目に取り組んだ。
ふたを開けてみれば卒業前に1000万円以上になったグループは1つだけであった。
その最後の授業で教師が言った一言を私は15年以上経っても忘れない。「みなさん、わかりましたね、株で簡単に儲けようなどと思ってはいけません」